NARD(ナード)資格
認定講座とは…
アロマテラピーに関する情報収集と研究開発及びアロマテラピーの正しい知識の普及と啓蒙を図ることを目的とし、ホームケアを希望される一般の方々からさまざまな専門分野の方々まで、アロマテラピーに関する必要情報を提供していく機構として、1998年に設立されました。
-ナード・アロマテラピー協会HPから-
魔法の香りで取得可能なNARD(ナード)認定資格
NARD(ナード)のメディカルアロマとの出会い
初めてアロマテラピーを知ったのは17年前、子どもが通っていた幼稚園のママ友がラベンダーで作った虫よけスプレーをくれたことがきっかけでした。
当時の私はアロマのアの字も知らず、良い香りのする芳香剤程度にしか思っていませんでした。
その後、本格的に習い始めたママ友から聞くアロマテラピーの話が面白過ぎて、ある時、教科書を見せてもらい衝撃を受けました。
アロマオイルって…芳香剤じゃないんだー!
それからというもの、アロマテラピーに夢中になり、当時爆発的な人気だった「アロマテラピー検定」を受験。そのままインストラクターまで学ぼうと思ったのですが、何か私の求めているものと違う…
そんな思いがあって、色々調べて出会ったのが「ナード・アロマテラピー協会」でした。
その時分かったことが、ラベンダーは1種類ではないこと。そして、ラベンダーに虫よけ効果はなく、虫に刺された後の炎症を抑える効果があること。
これだーーー 私の求めていたものはーーー
その瞬間から私のオタク魂が爆発し、フランス式のメディカルアロマに没頭し続け、10年以上の年月が経ち、今ではナード・アロマテラピー協会のすべての資格が取れる認定校にまでなりました。
香りによるキュア(予防)がメディカルアロマ
メディカルアロマを学び始めた私は、私たちの体には自然に傷や病気を治す力「自然治癒」という力が備わっていることを知りました。
この自然治癒という力を発揮し健康で居続けるためには、自分の体のことをよく理解し、アロマテラピーを正しい知識のもとで使うとともに「薬に頼り過ぎないこと」が大切です。
現代の医学は、緊急事態や外傷を得意としていますが、発症に心理的・社会的要因が密接に関与する「心身症」や「うつ病」などといった精神的な疾患は不得意領域です。
これらの不得意領域にいち早く気づき、病気の発症を防ぐ「香りによるキュア(予防)」がメディカル・アロマテラピーなのです。
メディカル・アロマで使用するケモタイプ精油とは
私が学んだ精油は「プラナロム社」のケモタイプ精油です。ケモタイプとは一言でいうと「見た目はそっくりだから中身を分析してみないとわからない」というものです。
例えば、Rosmarinus officinalis(ローズマリー)にはシネオールタイプ、カンファータイプ、ベルベノンタイプなどがあります。それぞれ地上に出てきたときは、全く同じで見た目は変わりません。
そこで成分を調べて、これは〇〇タイプ、これは◇◇タイプ、これは△△タイプ、とタイプ(種類)分けをした精油をケモタイプ精油といいます。
ケモタイプ精油の重要性
上記のRosmarinus officinalisですが、タイプにより香りが違いますが、中身の成分も違います。ということは、作用も変わってくるのです。
- シネオールタイプは、酸化物の1.8-シネオールが主成分で風邪やインフルエンザ予防に効果的です。
- カンファータイプは、ケトン類のカンファーを多く含んでいて、脂肪溶解・粘液溶解に長けていますが神経毒性作用や堕胎作用があります。
- ベルベノンタイプは、治療特性に肝臓刺激・肝臓解毒・肝臓再生など肝臓に有用な作用があります。
この様にそれぞれ主とする作用が違う精油ですので、風邪ひき予防にベルベノンタイプを使ってもあまり効果を実感しないことがありますし、妊婦さんがカンファータイプを使ってしまうと流産の危険性があります。
今では精油は100円均一ショップでも売られており、どこでも手に入る時代です。日本では精油が「雑貨」として売られているところがほとんどです。
いくらオーガニックや天然成分100%と謳っていても、その品質は様々です。
安全で有用性のあるアロマテラピーを行うためには、安全な精油を選ぶ目を養うことも大切な要因の1つです。
私はナード・アロマテラピー協会のアドバイザーコースでこれらのことを身につけることが出来ました。
ケモタイプ精油の実践例
2017年6月の会報誌に爪白癬(水虫)に対するアロマテラピーの効果について紹介されていたのでここで紹介します。
対象者10名中、筋の減少が見られ、爪の肉眼的変化がった症例と、筋の減少はなかったが、爪の肉眼的変化が見られた症例です。使ったブレンドオイルはホホバ油にパルマローザを50%濃度で稀釈したものです。使用期間は5か月間(5~6/週)
- 白癬菌が減少し、爪に肉眼的変化が見られたのはBとCです。
Bは第2.3指の白い部分が消えています。
Cは第1指の乾燥しゴツゴツした厚みのある白い爪がしっとりし透明感が出ました。 - 白癬菌の減少はなかったものの、爪に肉眼的変化が見られたのはDとJとHです。
Dは第1指の生えてきた部分が白くならず、透明度が保たれた。
Jは第1指の黒い部分がなくなった。
Hは第1指の白い部分がなくなり、第4指の黒い部分が消えた。
結論として、アロマオイルにて爪白癬菌を陰性化することはできなかったが、
白癬菌の減少・爪の状態の改善から効果が実証された。と投稿者さんは語っています。
資格認定講座はこんな人にお勧め
お勧めの方!
- 中途半端な知識を確実なものにしたい方
- 精油の有効成分とその作用を知りたい方
- 体質に合った精油選択をできるようになりたい方